本研究の目的は、le Fort I骨切り術の有無にかかわらず、口腔内垂直枝骨切り術後の顎関節(TMJ)形態および臨床症状の変化を調べることであった。 下顎および両顎非対称性を有する下顎予後を有する50人の日本人患者のうち、25人はIVROを受け、25人はLe Fort I骨切り術と組み合わせてIVROを受けた。 TMJ症状および椎間板組織を含む関節形態を,術前および術後に磁気共鳴イメージングおよび軸頭造影によって評価した。 改善はIVROを受け取った前方ディスク変位(ADD)の接合箇所のちょうど50%およびLe Fort IのosteotomyとIVROを受け取ったそれらの52%で見られました。 IVROを受けた関節の97%およびLe Fort I骨切り術でIVROを受けた関節の90%で、術後にTMJ症状が報告されたことは少ないか、または全く報告されなかった。 術後,両群で両側のかん頓長軸に有意なかん頓位置変化と水平変化が認められた。 こう門の位置変化とこう門長軸の角度において,改善されたADDと改善されていないADDとの間に有意差はなかったが,特徴的な術後こう門のたるみが見られた。 これらの結果は,Leforti骨切り術の有無にかかわらずIVROがaddおよびTMJ症状を改善することができることを示唆しているが,ADDの改善量を予測することは困難であることを示唆している。